「AFURI辛紅 新宿サブナード」は新宿の地下街・サブナードにあります。地上の位置としては、青梅街道と靖国通りが切り替わる大ガードのほぼ真下です。天気の良い日は駅から地上を歩けば近く、天気の悪い日は若干遠回りになりますが新宿駅から地下道を通り、傘を使わずに訪れることのできるロケーションにあります。
旨辛ですっぱいラーメンの秘密は数種類も使っている唐辛子粉や唐辛子ピューレ・辛味噌だけではなく、高知県産の生搾り柚子果汁を使っていること。
山椒と唐辛子の辛さを活かした「麻辣(まーらー)」が辛味の流行ですが、根強い人気を誇る酸味と唐辛子の辛味を活かした「酸辣(さんらー)」の、しかもお酢などではなく柚子の酸味を活かしたラーメンは刺激的で美味しいですよ!
さっそく注文してみる
ラーメンは入店前に自販機で券を買います。タッチパネル式でメニューを選択し、支払いもキャッシュレス決済が可能。感染症に敏感な人も多い今の御時世ではとても優しい仕組みですね。
注文したのは代表メニューの『辛紅らーめん』。辛さは0丁目~8丁目の9段階中、人気のある4丁目『覚醒の阿夫利神社』を。
なお、辛さ耐性がまったく無い方は0丁目『門外』を選ばれれば、紅に染まってはいるけれど辛味のないものも食べられるそうです。見た目と味のギャップを感じるために、今度はこれも食べてみたいです。
チケットを手に入店。木目の通ったカウンター席で構成された店内はとてもおしゃれです。2席ごとに透明板の仕切りがあり、スタッフは皆様マスクを装着されていて、飛沫防止にも気を使われています。
紅葉を思わせる美しい紅のラーメン
程なくして着丼した辛紅らーめんの4丁目がこちらです。
朱色と赤の間の色と言いましょうか。
お店のコンセプトとしては、古今和歌集に収められた在原業平の句
「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」
の「からくれなゐ」=唐紅に由来した紅色ということだそうです。
紅葉に染まった川面のような色を思い浮かべてください!とのことでした。
紅葉の川面のようなスープをすすれば、軽く汗ばむほどの辛さと、柑橘の爽やかな香りがすうっと口に入ってきます。そもそものゆずのポテンシャルがなかなか高いです。
独自の山椒麺は小麦の甘さが控えめになっているようで、しつこさのない全体のイメージにピッタリ。
脂のインパクトはプルトロなチャーシューが担当。辛さも含めて濃厚さよりアッサリさの印象が強いこのラーメンにおいて異彩を放つこってり具合です。
追いゆずを体験
さて、一通り食べてみたところでお店に依頼し、出して頂きました「ゆずパッパッ」。乾燥したゆず皮の顆粒です。
そもそものゆず感が高いので、かけることで急激にグワっと伸びるような感覚ではありません。初心者が短期間で急激に伸びるときの成長曲線のような高まりではなく、上級者が訓練した結果、じわりと味わい深くなっていくような、そんな変化の高まりを見せてくれました。
個人的な感覚で言えば、なんとなくスープにかけるような使い方ではなく、次に食べる麺を持ち上げた際に、そこにかけてしまうような、そんな使い方をすると効果を発揮するように感じましたよ。
スープを飲み干す前にもササッと一振り。最後の一口まで気持ちよく飲み干せてしまいます。やばい。
酸味を!ゆずを!満たす一振り
今の辛味ブームは何だかんだ濃厚さが中心にあると思うのですが、AFURI 辛紅のラーメンは一線を画す爽やかな辛味。でも辛さがヤワなのではなく、辛味をしっかり堪能しつつ、良質な酸味が次のひとくちへといざなってくれます。
もっと酸味を!
もっとゆずを!
そう感じてしまうゆず活部員のために設置された「ゆず果皮」。新宿を訪れた際にはぜひ一度、試してみてください!
また、こちらの「ゆずパッパッ」が入った「ゆず活調味料セット」はまるごと高知で購入できますので、ぜひご覧ください。
登場した商品情報:ゆずパッパッ
お店情報:
AFURI辛紅 新宿サブナード
営業時間 :11:00~22:30(L.O 22:00)
ホームページ:https://afuri.com/karakurenai/
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