高知のゆずと相性ぴったりなご当地名産を探す旅(茨城・沖縄・和歌山のアンテナショップ編)

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世の中、コラボレーションが流行っていますよね。大正時代を舞台に鬼を退治するあの人気作品、コンビニやスーパーで見かけない時はありません。有名アーティストが大手アパレルとコラボレーションして限定販売!といったケースも多く見かけます。

そこで今回、高知のゆずと各都道府県の名産品をコラボレーションをすれば、楽しいゆず活ができるのでは!?というゆず活部部長のムチャぶりを実現させることになりました。

企画は簡単。ゆず活部の本拠地である高知県のアンテナショップ「まるごと高知」以外の県のアンテナショップを訪問し、高知のゆず製品に合いそうな、もしくは意外性があるけれど合わせたら美味しい!という商品をピックアップし、食べてみよう!というものです。

トップバッターは、ゆず活部一番の辛党、私、奥野 大児が務めさせていただきます。

今回、訪問するアンテナショップは、茨城県・沖縄県・和歌山県の3県。高知のゆずとどんな食材をマッチングできるのでしょうか。ご覧ください。

まずは、茨城県のアンテナショップを訪問

訪れたのは、まるごと高知からは道路を挟んだ隣のブロックにある「IBARAKI sense」。目を瞑ってでもいけそうな距離にあります。

茨城県といえば納豆をイメージしますよね。そう、水戸納豆です。
納豆よりイメージは薄いかもしれませんが、実はサツマイモの生産量も全国二位、それを活かした干し芋の生産量は日本一とのこと。

納豆を一気に3パックほど平らげてしまうくらいに納豆好きな僕も、干し芋の甘みとゆずの酸味を試してみるほうがおもしろいかな、と思い始めました。

しかし、ここで同伴していた部長から一言。

『干し芋もいいですが、納豆が苦手な人でも楽しめるゆず活を考えてみてください!』

……はい。納豆とゆずのコラボを考えてみます。

納豆をいくつか購入し、次のショップへ。

沖縄のもずくと高知のアレの相性が抜群!?

続いてやってきたのは、沖縄県のアンテナショップ「銀座わしたショップ本店」。こちらは、まるごと高知のすぐ隣にあります。

沖縄の食材でイメージするのは「○○の生産量が日本一」などの表現の似合う食材よりは、そもそも存在に独自性のある食材でしょうか。ほかの都道府県で生産しているものもあるでしょうけれど「泡盛」「もずく」「ラフテー」「ゴーヤ」なんて聞くと、まず最初に沖縄を思い浮かべるものです。

地下のお酒コーナーにある「泡盛」にゆず果汁を入れて飲んだら美味しいよね!と思ったのですが、『お酒を飲まない人もいるので、考慮してください』と部長。

そこで、もずくにゆず製品を合わせて爽やかに海の幸を頂くことにしました。

和歌山のアンテナショップでは梅干しを学ぶ

3軒目に訪れたのは和歌山のアンテナショップ「わかやま紀州館」。こちらは有楽町駅前の交通会館地下1階にあります。

和歌山県といえば、みかんや柿、はっさくなど、様々な食材が生産量日本一を誇っていますが(わかやまなんでもランキングを参照)、なんといっても梅でしょう。

そして、梅と言えば「梅干し」。「梅干し」というのは、まず、農家さんが塩のみで漬けるんだそうですね。そこから先の加工業者で、紫蘇や蜂蜜などアレンジをしたり、減塩処理をしたりして、みなさんの手元に届く「梅干し」になるようです。

今回選んだのは、塩だけで漬けた状態の梅干し「白干し(しらぼし)」。
この状態の梅干しは塩分濃度が20%前後と高く、保存食品として年単位で保つらしいです。和歌山県では、これが定番と職員さんも仰ってました。

そういえば僕が子供のころ、周りに塩の結晶ができた梅干しを見たことがあります。今は高血圧の人が多いことも影響しているのでしょうか、スーパーなどで普通に売られている梅干しは塩分濃度の低いものが多いですよね。

『酸味の多い梅干しとゆずの組み合わせよさそうですね!』と部長さん。

これまたハードル上げるようなことをおっしゃるなあ……。

いざ、各県の名産をゆずと合わせてみる!

3県のアンテナショップでの買い物を済ませた後、それぞれにマッチしそうなゆず製品を、まるごと高知で調達します。

チョイスしたのは、

「土佐のゆずしょうゆ黒」と「土佐のゆずしょうゆ白(どちらも土佐角弘水産)」

「ゆずの贅沢ドレッシング(池田柚華園)」と「ゆず酢ドレッシング(馬路村農業協同組合)」。

「100%柚子果汁 ゆずしぼり(馬路村農業協同組合)」

の5点。これらをどのように組み合わせて美味しくできるでしょうか?
いざ、ゆず活スタート!

意外!納豆にゆずでこうなる……

納豆は三種類購入してみました。右から定番で上位人気常連の「舟納豆」、黒豆を使った「黒豊」、納豆臭さがすごい(褒めています)という「茨城パンダ納豆」です。


ずは、舟納豆ゆずしょうゆ黒を垂らして、いただきます。

うん、納豆臭さが大きく低減されていて、匂いを嗅いでも、ゆずの香りがするくらいです。納豆のネバネバとネギのシャリシャリを素直に楽しめますね。

途中で、納豆に付属のタレを少しかけてみました。付属のタレは、かつおぶしや昆布のエキス、みりんなどが入っています。

あーなるほど。ゆずしょうゆと納豆のタレを合わせて入れることで、爽やかさとコクが両立するんですね。納豆好きの人に向けた納豆らしさと、納豆が苦手な人に向けたさっぱり感が合わさって、汎用性の高い納豆になりました。

臭みが苦手!という方には、柚子の爽やかさを足すことで、納豆に寄り添えるタレになっていると思います。

黒豊は、文字通り黒い納豆です。そのままの香りとしては、大して納豆臭いとは感じられません。何もかけずに数粒食べましたが、納豆の臭みは強くなく、黒豆らしい味わいが広がる製品です。

こちらにもゆずしょうゆ黒をかけてみました。黒に黒の組み合わせです。
舟納豆に比べて食べやすさ自体は上がっているのですが、なんというか『これで納豆を食べていると言えるかなあ』という疑問が湧き上がる結果に。

 

茨城パンダ納豆は藁に巻かれた納豆。こちらは、タレが付いていませんでした。藁納豆って、納豆好きにとってはそれだけで至極。

藁の上でかき混ぜるのは難しいので、お皿に移し替えてかき混ぜます。うん。香りもそのまま食べた味も、3製品の中で最も納豆臭いです。個人的には、この納豆、好き。

ゆずしょうゆ黒をかけて食べたところ、納豆の臭みとゆずの香りが最もバランス良く存在した味わいになりました。舟納豆は納豆の香りがほとんど無くなりましたが、茨城パンダ納豆は、納豆とゆずがそれぞれ主張している感じがあり、バランスが難しいですね。

美味しいのですが、納豆大好きな人なら、ゆずの香りはちょっとノイズになりそう。納豆が苦手な人にとっては、納豆の匂いが消えきってないので、引き続き食べづらいものとなりそう。

なお、どちらの醤油も納豆と合わせた場合、大きな違いは感じられませんでしたので、黒でも白でもどちらでも大丈夫です。

もずくとゆずドレッシングは鉄板のおいしさ

銀座わしたショップ本店で購入した日にたまたま売り出していたのが「沖縄いぜなわ 早摘み生もずく」でした。洗わずそのまま食べられる、余計な味のついていないもずくです。

コンビニなどで三杯酢に漬けられているもずくも食べますが、普段はスーパーで味の付いていないもずくを買い、長ネギやごまを振って、サラダドレッシングをかけて食べています。

このサラダドレッシングをゆずのものに置き換えたら美味しいのは確実なはず。ということで試してみましたよ。

まずは、「ゆず酢ドレッシング」を。

※開封を失敗してラベル剥がしてしまいました……。ごめんなさい

うんまっ。

本場の太いもずくの、ぷつっ・ぷつっとした歯触り、ネギのシャキシャキとした歯触りが超マッチ。ゆず酢ドレッシングのダブルの酸味は、ごまの香りにもぴったりです。これは食卓や酒の友の定番にしたいレベルですよ。本当に良く合います。

続いて、「ゆずの贅沢ドレッシング」をかけてみました。はぁー、これもとても美味しいです。基本のおいしさは、ゆず酢ドレッシングをかけたときと同じです。

ゆず酢ドレッシングに比べてこちらは、ゆずの香りが更に強くなり、お酢的な酸味が軽減されたような味わいになります。どちらがよりよいかといえば、これはもうお好みとしかいいようがないですね……。悩ましい。両方おいしい。最高。

梅干しとゆずは薬味で

和歌山の梅干し、どう試すのか、とても迷いました。だって、梅干しにゆずをかけて食べるのもピンと来ないですし、かといって梅干しを何か調理する、というのも難しい……。
過去の居酒屋通いの脳内データベースを検索しまくって引っ張り出してきたのが、

「タコや白身魚の刺身を、ゆず果汁(醤油代わり)と梅肉のたたき(わさび代わり)で食べる」

というもの。そもそもタコの刺身を梅肉で食べるのが好きなので、そこにゆずの酸味は合うだろう。タコが合うなら白身魚もいけるのではないだろうか。という根拠です。

梅肉をたたくための梅干しは

益見と文子の愛情白干梅(塩分18%)

岡本農園 奇襲南高梅 白ぼし(塩分20%)

です。ともに原材料が梅と食塩のみ。シンプルです。

それぞれ包丁で叩き、ゆず果汁100%ゆずしぼり」をお皿にのせて。

刺身は、タコ、ヒゲゾリダイ、ブリを用意しました。

さ、梅肉をお刺身にちょんと乗せ、それを「ゆずしぼり」につけて頂きます。

ゆずの果汁は香り・酸味・苦みがあり、たんぱくな刺身をゆずしぼりにたっぷりつけると刺身がゆずに完敗します。梅肉・ゆずしぼりともに量を調整することで、美味しく頂くことができました。

この中では、脂がのっているブリが、最も「ゆずしぼり」と相性よかったかも。次は、〆さばをゆずで果汁で〆て、試してみたいなあ。あと脂の乗ってる牛肉なんかもいける気がします。

 

面白いのは、お酒やお茶がなくてもお刺身がすいすいと食べられることです。ゆずの酸味・梅の塩分の組み合わせは様々な食べ物をさっぱりと食べさせるのでしょうね。

 

まとめ

今回の3県のアンテナショップを回った結果、試していただきたいのは、こちら。

茨城県:「舟納豆」に「ゆずしょうゆ」
3品食べて最もゆずが効果的なのは、納豆が苦手な人に向けて、さっぱりしたタイプの舟納豆に、ゆずしょうゆと付属のタレを半々の割合で入れたもの。納豆が苦手な方へのアプローチとしてアリな選択しとなりそうです。

沖縄県:「もずく」に「ゆず贅沢ドレッシング」か、「ゆず酢ドレッシング」
個人的に、沖縄のもずくとゆずドレッシングの組み合わせは、鉄板でした。最初から想像できていたけれど、食べてみて確信した感じ。この記事を読んだすべての人に試していただきたい組み合わせです。
味のついていないもずくは汁物に入れていただくことも多いと思いますが、こうしてサラダ的に食べるのがオススメです!

和歌山県:「梅干し」と「ゆず果汁」をたこやブリの刺身に。そして、ちょっと味の濃い食べ物に。

刺身については、好みもあると思いますが、たこやブリなどから試していただきたいです。文中にも書いてますが、個人的には、サバやあとイカの刺身も合うような気もします。

今回、回ったアンテナショップ以外は別のゆず活部のメンバーが回ってくれています。
次回、お楽しみに!

 

今回ゆず活部が訪問したアンテナショップはこちら↓↓

<茨城県のアンテナショップ>
IBARAKI sense
住所:東京都中央区銀座1-2-1 紺屋ビル1F
TEL:03-5524-0818
ホームページ:https://ibaraki-sense.com/

<沖縄県のアンテナショップ>※移転してます
銀座わしたショップ本店
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1階
TEL:03-6701-8220
ホームページ:https://www.washita.co.jp/info/shop/

<和歌山県のアンテナショップ>
わかやま紀州館
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館地下1階
TEL:03-6269-9434
ホームページ:http://www.kishukan.com/

youtubeのまるごと高知チャンネルにて、ゆず活動画もアップ中!

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