そのまま食べるだけじゃない! 簡単・美味しい、今が旬の「土佐文旦」活用レシピ4選

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そのまま食べるだけじゃない! 簡単・美味しい、今が旬の「土佐文旦」活用レシピ4選

綺麗にむけると嬉しい“文旦”。

実がぎっしり詰まっているので、いざ食べ始めると思ったよりもボリュームが多いことに驚く方も多いはず。

綺麗にむけた文旦
むく前は356g、むいた後は260gの文旦。

かくいう筆者もそのひとり。今回は、文旦が2つ手に入ったので、そのまま楽しむだけではなく、せっかくならひとつは別の楽しみ方がしたいな〜と思ったのでした。

そこで、 文旦をおかずとしてバクバク食べられるレシピを発掘。なかでも、特に気軽に作れて美味しかったものを3つと、ちょっと変わり種の異国料理をひとつ、ご紹介したいと思います。

  1. 葉物と併せてサラダに! おすすめは生でも美味しい春菊と。
  2. 余ったサラダをそのまま活用も♪ お手軽ちらし寿司
  3. 超意外だけど美味しい! 健康的な文旦チキンスープ「文旦柚子雞湯」
  4. タイの酸っぱいサラダ「ヤムソムオー」を文旦で

※紹介するレシピに文旦をむく工程は含まれていません。むくのにけっこう手間がかかるので、まだの方は先にむいてくださいね〜。

(1)葉物と併せてサラダに! おすすめは生でも美味しい春菊と。

文旦と春菊のサラダ

文旦アレンジといえばまずこちら。サラダです。

葉物なら基本なんでもOK。一番のおすすめは春菊です。生でも食べられるのでちぎって和えるだけでいいし、風味も文旦とマッチするんですよね。ほかにも、ベビーリーフやレタス、菜の花、ほうれん草、小松菜なども相性良し。

文旦と合わせ、好きなドレッシングをかければ完成です。茹でた葉物なら、ナンプラーやしょっつるが良く合います。

文旦と春菊のしょっつる和え
茹でた春菊と文旦にしょっつるを垂らしたもの。お酒のつまみに最高。

(2)余ったサラダをそのまま活用も♪ お手軽ちらし寿司

文旦のちらし寿司

続いてはちらし寿司。

ちょっと意外な気もしますが、酢飯に新鮮な酸味を加え、プリプリした食感も足してくれる文旦は、ちらし寿司の具材としてけっこう優秀なんです。お米一合に酢と砂糖を大さじ1ずつ混ぜ、そこに具材を投入するだけのお手軽さも嬉しい。

ちなみに自分は、(1)のサラダをそのまま具材に活用しました。文旦と春菊だけだとちょっと寂しいので、しらすをプラス。春菊をほかの葉物や、塩で揉んだきゅうりの薄切りに変えても美味しそうです。

最後にごまをかければ、ちょっと贅沢な主役級料理の完成です!

(3)超意外だけど美味しい! 健康的な文旦チキンスープ「文旦柚子雞湯」

文旦柚子雞湯

いろんな国の名前と「文旦」「グレープフルーツ」などのキーワードで検索していて見つけたレシピがこちら「文旦柚子雞湯」。

中国or台湾(日本語ページがなく、翻訳機能で内容を把握したので判然としない)で親しまれている、文旦と鶏肉、ショウガを合わせて煮込んだスープです。

いろんなレシピを見ると、「健康的」「栄養がある」などのキーワードが散見されることから、滋養料理のひとつでもあるみたいですね。

文旦、煮込んだら苦くならないのかな? 鶏肉と合うのかな? と不安だったのですが、苦味は強くなることはなく(もちろんもともと苦い文旦はスープも苦くなると思いますが)、想像以上にチキンスープとマッチする優しいお味。調味料を使わずじっくり煮込むのでお肉もホロホロ!

作り方も説明が不要なほど簡単なので、ぜひ文旦消費に試していただきたいレシピです。
※手間はかかりませんが、じっくり煮込むため、完成まで最低2時間かかるのでご注意を。

▼材料(汁椀で3〜4杯分)

  • 鶏もも肉 270グラム
  • 文旦   4分の1(約80グラム)
  • ショウガ 1片

▼作り方

文旦柚子雞湯を煮込んでいるところ

  1. 鶏肉を一口大に切る
  2. 文旦をほぐす
  3. ショウガを薄切りにする
  4. 1〜3を鍋に入れ、材料が浸かるくらい水を注ぐ
  5. 一度沸騰させてアクを取ったら、弱火にして2時間煮込む
    ※スープは結構減るので、少なくなったらちょいちょい水足してもいいです。

煮込むと文旦の食感はなくなってしまうので、プリプリ感を楽しみたい方は完成間際に分量外の文旦を追加するのがおすすめ。レシピでは最後に塩を足すと書かれているのですが、チキンの旨味で塩なしでも美味しくいただけました。

(4)タイの酸っぱいサラダ「ヤムソムオー」を文旦で

文旦ヤムソムオー

タイで人気の果物のひとつに、文旦やザボンによく似た「ソムオー(ポメロ)」というものがあるそうです。そんなソムオーを活用した「ヤムソムオー」というタイ料理を、文旦と家にある材料で再現してみました。

酸っぱくて甘くて、カリカリプリプリとした歯ごたえが楽しく、香ばしい風味もある、おかずのようなおやつのような少し不思議な料理です。

ココナッツロングやフライドオニオンなど、あまり家には常備していない材料も使っているので、こちらは番外編としてのご紹介。もし材料が揃ったらぜひ作ってみてくださいね。

▼材料(4人分)

  • 文旦 5房
  • 茹でたエビ 5匹
  • ピーナッツ 10粒(アーモンド5粒で代用)
  • ココナッツロング 大2(ココナッツファイン大2で代用)
  • フライドオニオン 大2
    【調味料】

  • チリインオイル 大1(ラー油大1で代用)
  • ナンプラー 大1
  • ライムのしぼり汁 大1.5 (レモン汁大1.5で代用)
  • 砂糖 大1/2
  • こぶみかんの葉 2枚→(不使用。彩り用にパセリを少々)
  • 鷹の爪 1本

▼作り方

  1. アーモンド、ココナッツファインを空炒り。ココナッツは焦げやすいのでご注意を。
  2. 鷹の爪を千切りにする
  3. エビを荒く刻む
  4. 調味料を混ぜ合わせる
  5. ほぐした文旦と、1〜4、フライドオニオンを合わせてよく混ぜる
    ※4の調味料は味をみながら少しずつ足すと、濃くなりすぎないのでおすすめ

 

文旦が美味しい季節はまさに今! GW前までに旬の味を楽しんで。

文旦が市場に出回るのは2〜4月ですが、最も美味しくなるのは熟成が進む3月中旬〜下旬ごろだと言われています。 4月以降になると、どんどん販売数が少なくなるので、味わうなら今がチャンス! GW前にぜひ手に入れて、存分に旬のお味を楽しんではいかがでしょうか。