高知県東部の安芸市に位置する「伊尾木洞」。
観光地として密かにブームになりつつあるここは、安芸の市街地から10分くらいしか離れていない国道沿いにあります。
高さは約5m、幅は約3mで全長は約40mほどの洞窟は、波の浸食でできた天然の海食洞。昔、ここが海だったことがわかります。
自然の光が照らす洞窟の壁面には、よく見ると貝殻などの化石を見つけることができます。
洞窟を抜けると、そこは別世界。足元には、足を浸すくらいの水が流れ出て、見上げるとはるか彼方に空が広がっています。谷底にいるなんとも不思議な気分。そして驚くのは、シダ植物の種類の多さ。その数、40種類とか。1ヶ所にこれほど多くの種類のシダが共生しているのはとても珍しく、大正15年にこのシダ群落すべてが国の天然記念物に指定されています。
日が差し込んだときには幻想的な世界にも変わる「伊尾木洞」。自然好きにはたまらないパワースポットです。